TOS会員各都市で行われている最近の特色ある街路事業を事業別に紹介します。
連続立体交差事業
 
自治体
対  象
備  考
01 京都府京都市 近鉄京都線 鉄道高架
02 大阪府大阪市 JR阪和線 鉄道高架
03 福岡県福岡市 JR鹿児島本線及び篠栗線 鉄道高架
04 大阪府堺市 南海本線 鉄道高架
05 福岡県北九州市 折尾駅周辺 連続立体交差
 
 京都市 南区
対  象: 近鉄京都線連続立体交差事業
期  間: 平成1〜15年度
事業費: 約275億円
近鉄京都線は,昭和45年に京都駅〜東寺駅間の高架化が完成しているが,東寺駅以南は東西の幹線道路との平面交差に起因する交通渋滞が各所で発生し,著しく都市交通機能を阻害していた。
このため,連続立体交差事業として東寺駅〜鴨川右岸間を高架化し6箇所の踏切除却による交通渋滞の解消及び踏切事故の防止を図るとともに,都心部と南部地域を結ぶ南北の幹線道路である油小路通の整備促進を図るものである。

問合せ先:京都市建設局街路部立体交差課
       075-222-3853

 
 
 大阪市 阿倍野区文の里〜住吉区杉本
対  象: 大阪都市計画都市高速鉄道事業
JR阪和線
期  間: 昭和57〜平成19年度
事業費: 約899億円
JR阪和線連続立体交差事業はJR阪和線の美章園駅〜杉本町駅付近の約4.9kmにおいて鉄道を高架化することにより12箇所の踏切を除却し、都市内交通の円滑化を図るとともに、分断された市街地の一体化による都市の活性化を図る事業である。(H18年度、全線高架切替完了)

問合せ先:大阪市建設局道路部街路課(鉄道交差担当)
       06-6615-6762





 
 
 福岡市 東区
対  象: JR鹿児島本線・篠栗線連続
立体交差事業(街路事業)
期  間: 平成3〜15年度
事業費: 約247億円
本事業は、福岡市東区筥松、箱崎、馬出の3地区において、JR鹿児島本線と篠栗線の計4.5kmを高架化し、合計11箇所の踏切を除却するものです。
これにより、鉄道で東西に分断された市街地の一体化と踏切遮断による交通渋滞や踏切事故の解消され、安全で活力あるまちづくりが促進されます。

問合せ先:福岡市土木局筥崎連続立体開発
       事務所建設課
       092-624-3724

 
 堺市西区 石津川付近〜高石市域
対  象: 南海本線(堺市)連続立体交差事業
期  間: 平成18〜29年度
事業費: 約423億円
堺市の海側を南北に走る南海本線は、市内の主要な幹線道路の多くと交差し、その踏切は交通渋滞や事故の一因となっています。また、鉄道が地上を走っていることから、交差する幹線道路の整備が遅れ、あふれた車が住宅地内に進入して歩行者の安全や快適性が損なわれています。
このような中で、同じ南海本線でも石津川北では既に鉄道が高架化が完了し、隣接する高石市域においても、高架化工事が進みつつあります。そこで、これらの先行区間に挟まれた浜寺地域でも南海本線の高架化を進め、効果的な問題の解決を図ることをめざしています。

問合せ先:堺市建設局道路部連続立体担当
       072-228-7573
関連HP:
http://www.city.sakai.osaka.jp/city/
info/_renritusui/nankai.html


 
 北九州市 八幡西区
対  象: 折尾駅周辺連続立体交差事業
期  間: 平成16年度〜平成31年度
事業費: 約350億円
折尾駅周辺連続立体交差事業は、鉄道3線(鹿児島本線、筑豊本線、短絡線)を立体化し、9箇所の踏切を除却することにより、交通渋滞をなくし、市街地の南北の交流を促進させ、まちの均衡のとれた発展を図ります。
さらに、駅南側での折尾土地区画整理事業、駅周辺での街路事業と一体的な整備を行うことにより、北九州市西部地域の都市拠点として魅力あるまちづくりを進めていきます。

事業延長:約4.5km

問合せ先:北九州市折尾総合開発事務所
       093-602-3108